「日本のライト兄弟」 同じ数字のマスには同じ文字を入れて、数字に当てはまる文字を推理してください。 ヒントは、1〜5に対応する「カツソウロ(かっそうろ・滑走路)」です。 ナンバークロスの時間 第80回 日本のライト兄弟 解答は「ハネダクウコウ(羽田空港)」です。 羽田空港の発祥は、東京都大田区の多摩川河口部に形成された東京湾の洲に設けられた、小さな飛行場でした。 1916(大正5)年、羽田沖に、干潮時には安定した干潟が出現することに着目し、「日本のライト兄弟」と言われた、玉井兄弟の兄・清太郎が飛行学校を設立したことが、羽田空港の元になっているのです。 一方、1929(昭和4)年に、立川陸軍飛行場の一部を間借りして、民間飛行場が誕生しました。 その後、1931(昭和6)年に、立川から羽田に移転し、軍用とは別の「東京飛行場」として整備、開港されました。 第二次世界大戦が終結すると、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)が東京飛行場を接収し、軍用基地として、2,000m級の滑走路2本を完成させたことが、羽田空港の礎となっています。 1952(昭和27)年の運輸省告示で、羽田空港は国際線と国内線を併せ持つ「東京国際空港」と称するようになりました。 羽田空港は1958(昭和33)年に全面返還され、民間空港として規模が拡大し、発展し続けています。 「日本のライト兄弟」と言われた「玉井兄弟」のことを紹介する、某テレビ番組で、私は初めて彼らのことを知りました。 自分たちで飛行機をつくって、空を飛びたいという彼らの情熱は感動的です。 戦国武将もいいでしょうが、近代の英雄とも言うべき、彼らのような人物を主人公にした、大河ドラマを観てみたいなと思いました。 参考文献:首都東京と国内外を空でつなぐ「東京国際空港」(建設コンサルタンツ協会)